Makeを使ってみた:プロンプト一つでRSSからNotionへの記事台帳同期を組む
LocalLLMGuideのRSSフィードをMakeで監視し、自然言語プロンプト一つでNotionの記事台帳へ自動追加するシナリオを組んだ記録。認証だけは自分で許可する必要がある点まで。

LocalLLMGuideの記事をNotionにも貯めて、あとから「どの記事をいつ公開したか」「次に再利用できそうなテーマは何か」を検索できるようにしたかった。
そこで使ってみたのがMakeだ。Makeは、RSS、Notion、Gmail、Google Sheetsなど、別々のサービスを線でつないで定型作業を自動化するクラウドサービスである。コードを書く代わりに、画面上のモジュールをつないで「何をきっかけに、どこへ、どの情報を送るか」を決める。
今回作ったのは、次の小さな仕組みだ。
LocalLLMGuideのRSSに新記事が出る
→ Makeが15分ごとに検知する
→ Notionの「LocalLLMGuide 記事台帳」に記事情報を追加する
最初に用意したもの
- RSSフィード:https://local-llm-guide.com/feed.xml
- Notionデータベース:「LocalLLMGuide 記事台帳」
- Makeの無料アカウント
Notionの台帳には、タイトル、URL、公開日、概要、同期日時、ステータスの列を作った。記事本文を丸ごと複製するのではなく、記事を探し直したり、次の投稿やnoteの素材を探したりするための索引として使う設計である。
入れたプロンプト
Makeには、自然言語でシナリオの骨組みを作るMaiaというアシスタントがある。今回入力した内容は、ほぼこれだけだった。
LocalLLMGuideの新着RSS記事をNotionの「LocalLLMGuide 記事台帳」へ
自動追加するシナリオを作ってください。
RSSフィードURL:https://local-llm-guide.com/feed.xml
15分ごとに確認し、初回は既存記事を追加せず、
これから公開される新規記事だけを対象にする。
Notionでは「データソースアイテムの作成」を使う。
タイトル、URL、公開日、概要をRSSから対応付け、
ステータスには「公開済み」を入れる。
有効化前に設定内容を表示して確認を求めてください。
すると、RSSを監視するトリガーと、Notionへ行を作るアクションをつないだ2ステップのシナリオ、15分間隔のスケジュール、項目の対応付けまで提示された。
ここで大事なのは、プロンプトだけで外部サービスの認証まで勝手に通るわけではないことだ。Notionへの接続時だけは、自分でNotionにログインし、「LocalLLMGuide 記事台帳」へのアクセスを許可する必要がある。これは安全のために当然の手順だろう。
できあがった設定
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 実行間隔 | 15分ごと |
| トリガー | RSS「RSSフィードアイテムをウォッチする」 |
| RSS URL | https://local-llm-guide.com/feed.xml |
| 追加先 | Notion「LocalLLMGuide 記事台帳」 |
| タイトル | RSSのタイトル |
| URL | RSSのリンク |
| 公開日 | RSSの公開日 |
| 概要 | RSSの説明 |
| ステータス | 公開済み(固定値) |
初回は「今から」開始にした。これで既存記事をもう一度入れず、新規公開分だけがNotionに追加される。
使ってみて分かったこと
Makeの画面を手で操作してゼロから作ろうとすると、データソースID、接続権限、入力方法など、最初は迷いやすい項目がある。Visual Studio Codeのようにファイルを開いて書く感覚とは違う。
一方で、やりたいことを具体的に書くと、Maiaがモジュール構成と設定を組み立て、確認すべき点も順番に出してくれる。今回のような「新着記事を別サービスへ記録する」程度なら、プロンプト一つから実運用できるところまで持っていけた。
Makeを使う意味は、AIに判断を任せることではない。記事の内容を評価する、公開可否を決める、といった判断はClaudeやCodex、あるいは人が担う。その前後にある「RSSを読む」「台帳へ記録する」のような、判断不要で毎回同じ作業を確実に運ぶ係としてMakeを置くと分かりやすい。
これで何が楽になるのか
新しい記事を公開したあと、URLをコピーしてNotionに貼り、タイトルや日付を転記する必要がなくなる。Notion側には公開済み記事の一覧が育つため、たとえば次のような用途にすぐ使える。
- 過去記事からX投稿やnoteの素材を探す
- カテゴリごとの公開本数を数える
- 古い記事のリライト候補を探す
- 記事URLを一覧で管理する
まずはこの小さな自動化で十分だ。新着記事を待ち、Notionに1件追加されたことをMakeの履歴で確認する。問題なく動いたら、次はNotionの台帳を起点にX投稿の下書きを作る、といった拡張もできる。
自動化は大きく始める必要がない。毎回同じ操作を一つ消せたら、それだけで価値がある。